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DJ A-1

About SATOSHI KOSEKI

DJ A-1 a.k.a. Spin Master
2002年。Sanfranciscoで結成されたHIP HOP DJクルー " SPIN SCAANLOUS "のディレクターとして、LIVE SHOWCASE , MIX CD , REMIX , SOUNDTRACK製作に至るまで幅広く活動。様々なアイデアから繰り出されるスピーディーなルーティンと躍動感溢れるMIXで毎回卓越したステージングでオーディエンスを圧倒している。そのDJスタイルは実に幅広く、多くの音楽ファンから絶大な支持を集めている。

レペゼン

October 24, 2010

簡単に言うと自分のルーツであったり住んでる場所であったり思想であったりすると思う

これが案外簡単ではない

日の丸だけを掲げて生きてるのがレペゼンじゃないねんな、これが

もちろんこの国で生まれて国籍が日本やから日本人なんやけど

思想ってところで自分の考えなんかは「?」になる時がある

それは今の日本という国に対して誇りに思う伝統や風習があるのと同時に

ダメな事やむかつく事も同じくらいあるからね

俺らの世代ってデッカイ戦争が終わってしばらく経ってからの世代

平和に守られた世代でもある。

ちょっと学生時代とか振り返ってみると教育や日頃の生活の中で

日本古来の物や伝統に関して「カッコいい」と率直に感じるアンテナがあんまり育って無い気がする、

というかそんなアンテナは戦後にドサクサで折られてるか。

それとは逆にエンターテイメントや流行の中心はいつもメディアからで

「それ」以外の物は「ダサイ」とカテゴライズされてしまう感じもあった

祭りなどの行事に関してはまだ「カッコいい」と意識できるものが残ってるけど

基本は四六時中メディアからの欧米の風をもろに喰らってる世代で、

ココの感覚だけはいろんな意味で「ナニ人?」なのか自分でもわからん。

だけどそのおかげでアメリカをはじめいろんな国の音楽や芸術に触れる機会があるし

そしてそこから「カッコいい」と思うものを発見したり実践したりする喜びもある

おかげでアメリカかぶれしたカオスな群れの一員になった

そこにはもちろんまったくの罪悪感もない正真正銘の自分が今もガッチリいるわけで

毎日生きてる。日本という国で。

ある意味そこをレペゼンしながら生きてるのか?

生粋の日本人という定義は別にして意識ってところでいえば

無国籍日本人または裏日本人になった俺が

日本という国や体制に対してこれからどう向き合って行こうか?

俺らはとにかく複雑...それと同じくらいこの国も複雑なんやと思う。

そこにさらに複雑に情報がドサクサに紛れて入り込んでくるからかなり厄介や..ホンマに..

当然今の自分たちがこうやっていられるのも先の大戦で多くの犠牲があっての事で

そこに対しての感謝と敬意は揺るぎない気持ちがあるし同時にそこから多くの事を学んでいると思う。

複雑な世代であるけど自分たち次第でこれからいろんな事が変わって行くんだろうと思うし

人類の節目に居るようにすら感じる

実際宗教や国家という単位では人を完璧にコントロール出来ない所まで来てるし...

う〜ん難しいねレペゼン....

嘘な日の丸が嫌いな俺は裏返した日の丸が俺の今の国旗

真ん中の丸の「赤」は塗り足して行くのか?いずれ真っ白になるのか?

ったく「heavyな時代」に生まれた

オカンありがとう。おかげでオモロイわ

at 19:13