「最近"Back to the Future"を使って力技で締めてる」
って噂の当ブログですが
今日はバンドにおけるDJの存在について考えてみました
まず最近日米問わずHIPHOPのアーティストもバンド形態でのライブって増えましたよね
何故?
ずばり
ほとんどの「Rapper」や「Mc」は心のどこかで「いつかバンドでやりたい....」
とか思ってるかもしれません
Hiphopのライブのデフォルトは「DJ」が"Inst"を流して「Mc」がソレに合わせて"Rap"って感じなんですが
それはHIPHOPの歴史にも関係があったりします
ハイ!ココで「Back to The Future」!!
(噂を掻き消すためにちょと早めですw)
70年代のニューヨーク
バンドがしたいけど「楽器買う金が無い」ってところから
金のない若者は父ちゃん母ちゃんの持ってるレコードを引っ張りだして来て
そのレコードに収録されてる一部分の美味しい溝
「ブレイクビーツ」を2台のターンテーブルで繋ぎ合わせて「演奏」って手段を
生み出したのです。それを発明したのがジャマイカ系移民クールハークといわれています
逆に言えばバンドを組めるだけの楽器が当時の彼らの手にあれば
今のJay-ZやNas、いやHIPHOP自体が存在しなかったのかも?
って思うでしょ?
持論ですがそれが違うと思うんです
表現方法は違ったとしても彼らのメッセージや魂はなんらかの形で
Hiphopというカルチャーを生み出していたと思います
若者の「音楽がしたいってパワー」がアクシデント的に
BandではなくDJに出番がきた訳
「お金貯まって楽器買ってバンド組めるようになったらやろうね!」的な発想じゃない
「どうやって伝えるか」よりも「何を伝えたいのか?」
「方法」よりも「情熱」が勝った結果です
そこからはDJがHiphopには必要不可欠になった事はみんな知ってると思います。
ここで話を戻してみよう
根っこにあるのは「本当はバンドがしたかったけど」という点
ある意味、Hiphopの歴史上最もコンプレックスな事なのかも。
その反動が「バンドでやりたい」って事
「Mc」はそのコンプレックスを"Bandスタイルのライブ"で克服して
Hiphopの新しい姿を見るチャンスを伺ってるのかもね
もちろん他にもBandのメリットはたくさんあります
音とバリエーション、メンバー間の気持ちを一つにしたり挙げて行くとキリが無いんですが、、、、
そしてココからタイトルの
"Scratch DJの出番"
なんですが疲れたので次ぎに書きます。